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メアリーの物語

彼は1人のさびしい青年でした。
親も友達も、支えてくれる人もいない独りぼっちの男の子、どこかにいる別の母親の息子なのです。
私は職員に、ショーンに近づいていいかと尋ねました。
ショーンは、それを聞くと目を上げて、涙に濡れた幼さの残る顔をこちらに向けました。
「ショーン、そばに行ってもいい?」
ショーンがうなずいたので、私は職員にうながされ、ショーンのそばまで進みました。
次に私がとった行動に、私自身も含めてその場にいた全員が驚いたのです。
私はショーンの身体に両腕をまわし、彼を抱きしめました。
ショーンは私の肩に顔をうずめてきました。
誰かに抱きしめてもらうことなど初めてだったのかもしれません。
私の怒りと憎しみは、この瞬間にスーッと離れていきました。

「ねえ、ショーン、あなたを許すわ」

ショーンは驚いたような顔を上げ、私の目を見つめました。

「ロビーが天国ではなく刑務所に行くのだったなら、
私はもっとつらかったと思うの。あなたのために毎日祈っているわ」

私はショーンに手紙を書いてほしいと頼み、職員に付き添われて部屋を出ました。
どんな評決が下ろうと、もう私の息子ロビーは帰ってこないのです。
ただ、もう一人の青年の人生が、刑によって奪い取られただけなのです。

私の好意を理解できないという人もいます。
しかし、私はけっしてショーンの罪を見逃したのではありません。
「許す」ということはそういうことではないと思うのです。

あのとき彼を許したことで、
私は心の奥に渦巻いていた憎しみと復讐心から逃れることができました。
自由になり、心の平安をとり戻し、生きる力を得て、
ロビーの死を受け入れることさえできるようになったのです。

憎しみはどこかで断ち切らなければ新たな憎しみを生むだけでしょう。
私の憎しみは、私で終わりにするのが一番だと、そう思うのです。


(メアリーの物語 おわり)



メアリーほどつらい経験をする人はほとんどいないと思います。
だからこそ、彼女の物語を紹介しました。
息子を殺した人間を許すことができるなら、人はどんな人間でも許すことができるはずです。
もし、許すことが難しいと思うなら、
次のような考えにとらわれているから
ではないでしょうか。

許すことは悪事を見逃すことである
許すことは相手を自分の人生に引き入れることである
憎むことから自分が強くなれる気がする
許せば再び傷つけられるのではないか
悪いことをした人間は罰せられるべきだ



本当の許しとは、相手のためにする行為ではありません。
それは「自分のため」のもの心の縮小を抑えるための行為なのです。
許すことによって、心に溜めた悪意や怒りを放出し、
心の自由を得ることができるのです。


「脳にいいことだけをやりなさい」
マーシー・シャイモフ・茂木健一郎




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許しとは、
過去の出来事を消し去ることでも相手を自由にさせてやることでもありません。
アウシュビッツの生存者エヴァ・コールはナチスに対しての許しの言葉を公にしました。
家族を殺し彼女の双子の姉妹を医学の実験台にしたナチスを、
彼女はなぜ許したのでしょうか。

それは、彼女が長年抱え込んでいた
苦しみと憎しみを手放すためでした。

「人は過去の苦しみから逃れて生きる権利を持っています。
ほとんどの人にとって、許すことには大きな障害が立ちはだかりますが、
それは世の中が復讐を期待しているからです。
犠牲者を忘れてはなりませんが、私が苦しみと怒りをもって生き続けることを、
亡くなった家族が望んでいるとも思えません。

私は自分のために許すのです。
許しは自分を癒すこと、自分に力を与えることです。
奇跡の薬と呼んでもいいでしょう。
お金はかからず、効果絶大で、副作用もない薬です」





さあ!本当の許しをしてみましょうか。

心を自由にして、
狭くて窮屈な考えから抜け出しましょうか。

怒りや拒絶の感情が、病気や悪癖を生み出す大きな要因になるということが、
医学界でも認められつつあるようです。


斎藤一人さんのいう
「天国言葉」の中に
「許します」が入っているのは、おおいに意味があるのですね。



今日もワクワク絶好調!

幸せオーラ全開





本日も、読んでいただきありがとうございます。感謝。


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最幸にいい予感がします!


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2010.09.24 Fri l ツイてる日記 l コメント (0) トラックバック (0) l top

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